Sさん(女性50代)

娘さんが登校拒否で家に引きこもり、
最近ではリストカット、家庭内暴力まで振るようになってしまった、
と深刻な状況でのご相談でした。

母子家庭でパート勤め、彼女が一家の大黒柱です。
毎日疲れて帰ってきて、そんな娘さんの姿を見るのが苦痛だと、
なんとか状況を変えたいとお越しになられました。

年々増える引きこもり
それには根の深い原因があります

引きこもりのご相談は近年増えているのですが、
子どもが行動に移すまでには長い期間、積もり積もった根の深い原因があります。
親子のコミュニケーションが十分でない場合、そのツケが必ずまわってくるのです。
素で子どもに向かいあってこなかったのでしょう。

腫れ物に触るように接したり、何でもいう事を聞いてあげたり、
逆に子どもに自発的に考えることをさせなかったり、
親が頑張っている姿、一生懸命な姿を見せてないケースも多いように思います。
このような状況になってしまった場合は、とにかく「親が変わること」が一番なのです。

もっとこうすれば良かった・・・
あの時こうしたからダメだった・・・
と過ぎた過去をクヨクヨ後悔するのではなく、
自分が変わろう!と腹をくくらないといけません。

誰が子どもの寝る場所を維持しているのですか?
誰が子どものご飯代を稼いでいるのですか?
誰が子どもの電気代、水道代を払っているのですか?

もっと堂々と子どもに体当たりしていくべきですし、
何か言いたいことがあるなら自分の言葉で話させるようにしなければいけません。
親として毅然とした態度で、まずは自分(親自身)が変わることが大事です。

親子で祐気取りをすることで、運も絆も強まります

彼女にはできるかぎり祐気取りを実行してもらい、
娘さんも同行できるならば連れて行ってとすすめました。
最初のうちは「娘が嫌がって連れて行けなかった」と言っていましたが、
祐気取りを続けるうちに家庭に変化が見えるようになりました。

少しずつですが娘さんのリストカットが減り、
毎回ではありませんでしたが祐気取りも同行するようになったのです。
しばらくすると家庭内暴力もおさまり、リストカットは完全にやみました。

その後、娘さんは自分の意思で大検を受け、アルバイトにまで行くまでになったのです。
いままで学校にも行かず引きこもっていたので、これには彼女もビックリしていましたが、
彼女自身がとても明るくなったのも問題解決の一因です。

娘さんはその後、仕事と勉強を両立するまでになり完全に立ち直りました。
彼女自身も前向きになって家族の仲も円満になり、
とってもにこやかになってほっといたしました。